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| 神経痛、筋肉痛、冷え性、疲労回復 | |||
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天降川の中流域は、新川渓谷温泉郷と呼ばれ、渓谷の両岸まで緑に覆われた美しい所である。この一帯は名湯が多く、北から南へ塩浸、山之湯、新川、安楽、妙見の温泉が続き、四季を通じ湯あみの客に親しまれている。 今回紹介する妙見温泉『石原荘』は、この美しい自然の中に静かに佇む宿である。川沿いの1万坪の敷地を活かしたこの宿の設計は塞川登氏によるもので、ロビー、客室、ラウンジ、浴室棟が巧みにレイアウトされ、それぞれが落ち着いた雰囲気を漂わせていている。 活けられた花々のみずみずしさや、浴室にさりげなく置かれたレモン水、よく磨かれたお風呂…。お客様を受け入れる体制がいつもきちんと整っているのを感じ取ることができる。 泉源は、地表に湧出する自噴泉で摂氏56度、毎分300リットルの湯量を誇っている。しかも、このお湯の効能を活かすため、適温まで下げるために決して水で割ったりせず熱交換器を利用しているのには感心させられる。泉質は炭酸水素泉で美肌効果や鎮痛作用、特には神経痛、筋肉痛、冷え症、疲労回復に効き目があり、飲用すれば胃腸によく、ラムネの味がするのが特徴である。 浴室棟には、古典建築の柱廊を思わせる長い廊下を通っていくのだがここからの川の景色と木立が美しい。途中に飲用のための「飲泉場」があるので、風呂あがりの帰りに、ウワサのラムネ味を楽しむことにする。 天降殿と名付けられた大浴場で、大きな窓越しに杉の木立を見ながら黄金色の温泉に浸る。言葉には表現しにくいが不思議に体が気持ちいい、これは確かに霊泉かもしれないと思えた。露天風呂は、天降川にすぐ手が届く場所に2カ所設けられており、巨岩を利用してできるだけ開放感を味わえるよう配慮されている。川面に大きな魚が泳いでいるのが見え、時折小鳥のさえずりも聞こえてくる。リフレッシュな午後である。 客室は15室あり、全て和室である。数寄屋風、民家風、純和風と様々なタイプが用意されていて、どの部屋も二間続きで広くゆったりとしている。 料理は、鹿児島の海の幸や近在の山菜、川魚、手作り豆腐や蕎麦を使い趣向を凝らした器に盛られ、食通をうならせるご馳走である。 天降川の深い緑に囲まれ、巨岩を眺めながら過ごす妙見石原荘は、さすが鹿児島を代表する湯宿である。 ![]() |
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