クライマー&ウォーカー

十坊山




イラストマップ






福吉駅南口付近から朝日にかがやく十坊山
福吉駅南口付近から朝日にかがやく十坊山


山頂の巨岩と標柱
山頂の巨岩と標柱


山頂から唐津湾、虹の松原などを望む
山頂から唐津湾、虹の松原などを望む


 「十坊山」と言うが実際は「山」と言うより往復三時間程度のハイキングコースである。福岡市からの交通はマイカーか電車になるが「天神」から地下鉄の「西唐津」行きに乗れば約一時間で「福吉」に着く。
 駅前の国道202号線を「唐津」方面に80m程歩き踏切を渡る。この道は「白木峠」を越えて佐賀県の「七山村」へと通じている。南へ向かう広い道を10分も行くと右手に小さな神社を見て「二丈・浜玉有料道路」の下をくぐると間もなく「中村集落」の入り口で右手に細い道が分かれている。


 曲がり角に「十坊山方面」の案内板が立っていて細い道は集落を過ぎると左右にミカン畑を見ながら登って行く。天気が良ければコバルトブルーの玄界灘を背に、たわわに実った黄色いミカンに囲まれて歩く気分は幼い頃に歌った童謡「ミカンの花咲く丘」を思い出させ100%の開放感と共に日常のストレスも吹き飛ばして何とも情緒豊かなムードになってくる。
 15分も登ると道は右へと分かれるがこの辺り分かれ道には必ず標識が立っていて迷うことは無い。さらに20分程登る内に簡易舗装の道は山道に入り暫く行くと左右に大きな岩が目立つようになる。良く踏まれた道をゆっくりと登るうちに登山口から約1時間程で林の中の平坦な散歩道に出てくる。


 ここからが最後の登りで傾斜はかなり急になるが10分も登ればもう山頂に到着する。のんびりと歩いても福吉駅から一時間50分も見れば充分だろう。山頂には巨岩があり、5mぐらいの細い鎖が付いている。この大岩からの眺めは素晴らしい。
 鏡山から唐津湾に浮かぶ鷹島。虹の松原の美しい海岸線。蒼い玄界灘には勤皇の志士と野村望東尼の哀話を秘めた姫島が夢のように浮かぶ絶景ポイントである。


 帰途は往路を引き返すのが一番早いが山頂から南へと下れば約20分で「白木峠」に下り立つ。マイカーの場合はここまで車で来てここから登れば30分で山頂に着くがここから歩いて下るのは健脚者向きのコース。往路の登山口まで引き返し広い国道を駅とは反対に3分程歩くと左側に「まむし温泉」がある。汗ばんだ肌に染みる柔らかな温泉の湯はまた格別であろう。





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