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福岡市から佐賀方面へと三瀬峠に向かって走る。曲淵ダムを過ぎ、野河内のバス停の上に「滝の温泉」がある。この温泉の少し上から大きく右折した急な林道を、徒歩で約1時間20分程登ると駐車場に着く。 ここから、渓流に沿って井原山への登山道を辿るのだが、この道の周辺に目指すオオキツネノカミソリの大群落がある。細くたおやかな緑の茎の先に鮮やかな橙色の花が渓谷を埋め尽くす程に咲き競っている様は、渓流を彩る橙色の絨毯のようなファンタジックなお花畑を描き出している。登るほどに花の数は少なくなるが井原山の山頂は次第に近付いて来る。足に自信のある方はさらに渓流を詰めて左へと急坂を登れば稜線に飛び出し右へ10分で井原山の山頂に着く。360度遮るもののない眺望は花と併せて充分に満足できるものである。 また、車を使う場合は日向峠を越えて少し走り「井原」の信号から左折して道なりに走る。やがて瑞梅寺ダムを右に見て井原山の集落を過ぎると突き当たりに案内板があり、流れを渡る小さな橋がキトク橋である。橋を渡ってさらに細い林道を20分で駐車場に着く。ここから登山道を歩けば、道の両側に目指すオオキツネノカミソリの大群落に出会う。ただし、この道は土・日・休日などは通行止めになることがあるので朝の早い時間に通過しないとキトク橋からの登山路を歩かねばならない。その場合は橋の手前に車を置いて「アンの滝」まで登り、さらに沢をつめて水無への別れ道を左折し、沢を外れ瑞梅寺川の源流を右に見て急坂を登れば水無からの登山路に出会う。この周辺からオオキツネノカミソリの群生地が始まるので右折して井原山への道を辿れば道の両側に見事な橙色の饗宴を見ることができる。 ほかにも三瀬峠に車を停めて西へと稜線を辿り約2時間で井原山山頂へと登る道や、雷山からの縦走コース、さらに洗谷から縦走路へと直登するコースなど山頂からの見事な眺望に魅せられてこの山を訪れる人は多い。 なお、このコース周辺でタブーが2つある。1つ目は鍾乳洞には絶対に入らないこと。2つ目は雷山からの縦走路途中にある「洗谷コース」は必ず経験者と同行すること。とくに下りは危険である。「君子危うきに近寄らず」あくまでも安全快適な山歩きを楽しもう。 ■位置図はこちら
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