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九州の夏は暑い。この暑さの中を汗まみれになって無理に山登りに挑戦することは無い。夏は家族連れで蝉の声をバックに渓流で冷たく冷やしたビールとソーメンで涼を楽しむのが賢明であろう。しかし適度な運動はやはり必要なので、この時期には標高の低い山、気軽に登れる山などをポイントにして、その幾つかを紹介しよう。 糸島半島には里山と呼ばれる手頃な山がたくさんある。まずは標高は低いが眺望が良く山頂の近くまで車で行けて、しかも名水が手軽に得られるという便利な山「火山(ひやま)」の簡単ガイド。 まず今宿(いまじゅく)から元岡を通って「初」の信号を直進、1キロほど走ると標識があり、右折して火山参道の案内板に従って上り坂を2キロほど走ると道は左右に分かれる。右折すれば瑠璃光寺(るりこうじ)の駐車場に着く。山門への階段を登ると左に水道がある。この水は昔から周辺の人たちが大切に守ってきた名水である。登山道は境内の北側と駐車場の左側(山頭火の句碑の右側)にある。5分も歩けば林道に合流し、さらに5分で山頂に着く。 NTTや防火無線などの基地が3カ所あり、ここからは何も見えないが舗装された道を西北へと2分ほど下ると突然視界が開け、玄界灘が大パノラマとなって眼下に広がる。芥屋へと続く海岸線が美しい。 次に簡単なハイキングコースを一つ。糸島半島の北に位置する漁港「宮の浦」から「西の浦」へと走る道の右側に「灘山(なだやま)ハイキングコース」の案内板がある。ここから歩き出すとすぐに道は右へと曲がる。後は迷うことの無い1本道を25分で第一展望台、狭い草原にベンチが置かれ、足元から玄界灘が広がっている。 ここから道はさらに続き10分で第二展望台に至る。先般の福岡地震で大被害を蒙った玄界島が眼下に浮かんでいる。道はここから下りになり、林の中を快適な道が続き25分で北崎郵便局の横に降りてくる。宮の浦は目と鼻の先である。 糸島半島には小さな里山が多い。ドライブを続けながら目に触れた山に片っ端から登ってみるのも面白い。100mから300m足らずの山が多く、前に紹介した「可也山(かやさん)」365mより高い山は無い。 さて読者の中には写真が趣味と云われる方もいらっしゃることと思うので撮影のベストポイントを2ケ所ほど。一つは野北バス停前のセブンイレブンの裏から山道を走り10分ほどで左側が切り立った断崖になっている場所がある。県下では有名なロッククライミングの名所である野北の絶壁であり、ここからの海は美しい。天気が良ければ壱岐までもはっきりと遠望できる。この道をそのまま走ればゴルフ場の横に出る。左折は西の浦、右折すれば今宿は近い。 もう一つは冒頭の記事にある「火山」に行く道を山へと入らずに船越方面へと直進して海岸道路を福の浦へと走る。福の浦入口から右へ曲がり芥屋へ続く山道に入る。くねくねと曲がった山道のピークに差し掛かるあたりで道の左側に案内板があり、ここから芥屋へのウォーキングコースが示されている。あまり知られていないが、ここも見事なまでに美しいベストポイントである。 以上駆け足で幾つかのポイントを紹介したが糸島地区にはまだまだ多くの名所、旧跡が散在している。どうか読者の皆さまのファイトと探究心で暑さにまけず、山や海、そしてグルメなどを立体的に楽しんでいただきたい。 >>「夏を楽しく乗り切ろう」アクセスマップはこちら |
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